おかねのダイエットと育て方

へらして、そだてる。お金でしくじった私の、家計立て直し実録

光回線に乗り換えて月1,500円下がった。ただし、いちばん大変だったのは解約でした

※本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

このブログでは、勧められるまま投資商品を契約して損をした話や、断りきれずにMLMの説明会に行った話を書いてきました。共通しているのは、自分で決めていなかったことです。

今回はその逆の話をします。自分で選んで乗り換えて、月1,500円下がった記録です。

ただ、きれいな成功談にはなりません。いちばん時間と気力を取られたのは、新しい回線を選ぶことではなく、前の回線を解約することでした。

この部分は、乗り換えを勧める側が書いている記事にはまず出てきません。彼らのゴールは契約してもらうことなので、「解約が面倒だった」という話を書く動機がないからです。なので先に書いておきます。

結論:下がったのは月1,500円。しんどかったのは解約のほう

先に結果です。

  • キャリア系の回線から、光回線に乗り換えた
  • 月額はおよそ 1,500円 下がった(年間で18,000円)
  • 速度と、混む時間帯の安定感が上がった
  • いちばん大変だったのは、前の回線の解約手続き

月1,500円と聞くと、地味に感じるかもしれません。

ただ通信費は、家計立て直しの順番でも書いたとおり、一度やれば毎月ずっと効き続けるタイプの支出です。毎日がまんする必要がありません。1回動けば年18,000円が浮いて、あとは放っておいていい。節約が続かない人ほど、ここから手をつける価値があります。

乗り換えの4ステップ。今の料金を確認→新しい回線を選ぶ→申し込み・開通→前の回線を解約。実際に重かったのは最後の解約だった

決め手にしたのは2つだけ(月額料金と、夜つながるか)

比較サイトを開くと、最大速度、キャンペーン、スマホとのセット割、開通までの日数、キャッシュバック……と項目がずらっと並びます。

全部をきちんと比べようとすると、たぶん決まりません。私も一度そこで止まりました。

最終的に見たのは2つだけです。

1. 月額料金

キャンペーンやキャッシュバックは、いったん脇に置きました。もらえるのは基本的に1回きりで、毎月効き続けるのは月額料金のほうだからです。

「実質◯円」という表示もよく見かけますが、あれはキャッシュバックを契約期間で割った数字であることが多い。手元のお金の動きとは違うので、私は素の月額で並べました。

2. 時間帯の繋がりやすさ

もうひとつがこれです。そして「最大◯Gbps」は見ませんでした。

理由は単純で、あの数字は理論上の最大値だからです。実際に困るのは、夜に動画が止まるとか、家族が同時に使うと重くなるとか、そういう場面です。カタログの最大値は、その時間帯にどうなるかを教えてくれません。

だから調べたのは「混む時間帯に実際どうなのか」でした。ここを基準にしたことが、結果的にいちばん効きました。

実際に変わったこと

乗り換えて変わったのは3つです。

1. 月1,500円下がった

年間18,000円。1回の手続きで、その後ずっとです。

2. 速度が上がった

体感ではっきり分かるレベルで変わりました。

3. 混む時間帯の安定感が上がった

そして個人的には、これがいちばん大きかった。速度の最高値より、「遅くなる時間がない」ことのほうが生活に効きます。 基準を最大速度ではなく時間帯にしたのは、結果として正解でした。

誤算だったのは、解約のほうだった

ここからが本題です。

乗り換えでしんどかったのは、選ぶことでも、申し込むことでも、工事でもありませんでした。大手キャリア系の回線を解約する手続きが、いちばん大変でした。

新しい回線を決めるまでは、自分のペースで進められます。比べて、決めて、申し込む。ここは全部こちら側の都合で動けます。

ところが解約は、相手のペースに合わせることになります。「やめます」と言ってから実際に終わるまでが、想像していたよりずっと長い。 ここが完全に見落としでした。

具体的には、この4つです。

1. 引き止められる

「やめます」で終わりません。割引の提案が出てきたり、もう少し使ってみませんかと言われたりします。断る意思がはっきりしていても、そのやりとり自体に時間がかかります。

2. 解約理由を細かく聞かれる

なぜやめるのか、どこに乗り換えるのか、何が不満だったのか。ひとつずつ聞かれます。答えないと進まない空気があるので、結局全部答えることになります。

3. とにかく話が長い

1と2が重なるので、通話時間がどんどん伸びます。「10分で終わる用事」のつもりでいると、まず終わりません。

4. 保留が長い

そして待たされます。つながるまでも、つながってからも。

通話料は自分持ちだと思っておく

4つ目に関係して、地味に効くのがこれです。

大手の解約窓口は、0570から始まるナビダイヤルであることが多い。 ナビダイヤルは多くの場合スマホのかけ放題プランの対象外で、通話料は自己負担になります。

つまり、待たされて、聞かれて、引き止められている時間の分だけ、こちらの通話料が増えていく構造です。私はここまで想定していませんでした。

意図してそうしているのかどうかは分かりませんし、決めつけるつもりもありません。ただ結果として、解約する側が時間もお金も負担する形になっているのは確かです。

対策としては単純で、固定電話がある人はそちらから、なければ時間に余裕のある日にかける。「ついでに済ませる用事」の枠に入れないことです。

そしてこの部分は、比較サイトにもキャンペーンページにも書かれていません。書く理由がないからです。彼らが説明したいのは「乗り換えるといくら得か」であって、「乗り換えるとどれだけ面倒か」ではありません。

お金のハードルは、実は下がっている

補足しておくと、解約にまつわる金額の負担は、法改正でかなり軽くなりました。

2022年7月1日以降に結んだ契約は、解約金の上限が月額料金相当までに制限されています。以前のように「解約に2万円」といったことは、新しい契約では起きにくくなりました。あわせて事業者変更手数料やレンタル機器の返送料の請求も原則禁止になっています。

工事費については注意が必要で、分割払いの残りがある場合は請求されます。ただしこれも改正後の契約なら、契約期間内で払い終わるように設計されています。

つまり、お金の壁は下がった。でも手間の壁は下がっていない。 ここがすれ違うポイントです。「違約金が安くなったから乗り換えやすくなった」という説明は半分だけ正しくて、実際に消耗するのは金額ではなく手続きのほうでした。

※2022年7月より前に結んだ契約は、旧ルールのままの場合があります。契約書か会員ページで一度確認してください。

これから乗り換える人へ:先に見る2つと、覚悟しておく1つ

私の場合をそのまま整理すると、こうなります。

先に見る2つ

  1. 素の月額料金(キャッシュバックや「実質◯円」は後回し。毎月効くのは月額のほう)
  2. 混む時間帯にどうか(最大速度の数字ではなく、夜や休日にどうなるか)

この2つに絞ると、比較で止まらなくなります。項目を増やすほど決まらなくなるので、増やさないことが大事です。

覚悟しておく1つ

  1. 解約の電話には、時間の枠を取っておく。引き止め・理由の確認・保留で長くなります。ナビダイヤルなら通話料も自己負担です。「ついでに済ませる用事」にしないこと。

なので順番としては、解約の手続きを先に調べてから、新しい回線を決めるほうが安全です。多くの記事は「まず比較」から始まりますが、実際に重いのは後ろの工程でした。先に重いほうを見ておくと、途中で止まりません。

そしてもうひとつ。スマホのセット割を組んでいる場合は、回線を変えるとスマホ側の料金も変わります。 ここは必ずセットで確認してください。スマホ代の見直しと光回線は、片方だけ動かすと想定と違う結果になることがあります。

参考:いま自分が選ぶなら、という視点で(PR)

ここから先は、私が契約している会社の紹介ではありません。上で書いた2つの基準(素の月額料金/混む時間帯の安定感)で見るなら、どういう探し方になるかという話です。

回線には大きく2種類あります。

  • 光コラボ(NTTの設備を各社が借りて提供)… 全国ほぼどこでも使える。ただし同じ設備を多くの人が共有するので、混む時間帯の影響を受けやすい
  • 独自回線(自前の設備)… 混雑に強いとされる一方、提供エリアが限られる

「夜つながるか」を重視するなら独自回線が候補に入りますが、まず自分の住所が対象エリアかを確認しないと話が始まりません。 ここを飛ばして料金だけで決めると、申し込んでから使えないと分かることがあります。

順番としては、①エリアを確認する → ②その中で素の月額を並べる → ③解約の手続きを調べる。この順です。

この順番で見るなら、たとえばこのあたりが起点になります。

3つ目について補足させてください。私がこの記事で書いた「いちばんの誤算」は解約でした。 だとすれば、そもそも縛りのない契約を選んでおくのが、一番素直な対策です。報酬額でいえば他社のほうが高いのですが、記事の主張と合わないものを上に置くのは違うと思うので、そのまま書いておきます。

まとめ

  • キャリア系から光回線に乗り換えて、月1,500円(年18,000円)下がった
  • 決め手にしたのは素の月額料金混む時間帯の繋がりやすさの2つだけ。最大速度は見なかった
  • 速度も安定感も上がったが、いちばん大変だったのは前の回線の解約(引き止め・細かい理由の確認・長い保留、そのうえ通話料は自己負担
  • 解約の金額の負担は2022年の法改正で軽くなった。ただし手間は軽くなっていない
  • だから順番は「比較から」ではなく、解約の手続きを先に調べてから決める

このブログで何度も書いていることですが、勧められて契約したものは、たいてい自分に合っていません。逆に、自分で基準を2つ決めて選んだものは、地味でもちゃんと効きます。

今日やることを1つだけ挙げるなら、今の回線の月額料金を確認するところからで十分です。乗り換えるかどうかは、そのあとで決めれば大丈夫です。

あわせて読みたい