ウォーターサーバーの断り方|「なぜいらないの?」と聞かれて崩れないための準備
「いらないです」って言ったのに「なぜいらないんですか?」って返されて。 そこからうまく答えられなくて結局長話になってしまった……
こんにちは。投資詐欺にも、ぼったくり投資信託にも引っかかってきた かなめです。
ウォーターサーバーは天然水が届く配送型を3年使って、いまは水道水を使う浄水型に乗り換えました。契約して、毎月払って、やめた側の人間です。
断る言葉を増やすのではなく、理由を言わずに済ませた方が、話は早く終わります。
「なぜいらないの?」に答えると話が終わらなくなる
営業の仕事は断られてから始まります。こちらが理由を出した瞬間、その理由をつぶす提案が用意されていると思ってください。
高いと言えば「今なら初期費用が0円です」。場所がないと言えば「スリムな型もあります」。水道水で足りていると言えば水質の話が始まります。
これは相手が悪い人だからという話ではありません。理由をもらえたら、それに合うプランを出すのが仕事だからです。だから理由を渡さない方がお互いに早く終わります。
断れないのはあなたの気が弱いからではありません。理由を聞かれる前提で会話が設計されているからです。
引っ越しのタイミングで勧誘が集中するのはなぜか
Yahoo!知恵袋を見ていると「引っ越しのときに勧誘された」という相談が並んでいます。新居に電話がかかってきた、内見のときに言われた、引っ越し業者に勧められた、という声もあります。
ここからは私の見立てですが、理由は3つあると思っています。
- 比べる相手がその場にいない。引っ越しの前後は、ネットも家具も家電も、まとめて決める場面が続きます。1つひとつ調べ直す余裕がない時期です
- 「初期費用0円」が一番効く。敷金も家電も引っ越し代も、まとまったお金が出ていく時期です。そこで「初期費用は0円です」と言われると、隣に並んでいる出費と比べて安く見えます
- これから何年も住む家だと分かっている。数年単位の契約を勧めるには都合のいいタイミングです
つまり、狙われているのは「あなた」ではなく「判断力が落ちる時期」です。そう思っておくだけで少し冷静になれます。
私は勧誘で契約したわけではありません。自分で調べて、比べて、納得したうえで申し込みました。
それでも3年でやめています。
自分のペースで選んでもそうなりました。その場で答えを求められる勧誘で正しく決めるのはもっと難しいと思っています。
「無料」と言われているのがどこまでなのかを見る
私が4社を調べたとき(比較記事はこちら・2026年7月19日時点で各社公式サイトを確認)、いちばん引っかかったのは料金の高さではありませんでした。
解約するときの条件が、公式サイトで確認できない会社があったことです。
4社のうち解約金と最低利用期間が公式サイトではっきり確認できたのは2社だけでした。1社は公式サイト内で金額の記載が食い違っており、1社は記載自体を確認できませんでした。
無料と言われているのは多くの場合サーバー本体のレンタル代です。水の代金は毎月かかりますし、契約期間の途中でやめると解約金が出てくることがあります。
だからその場で聞くならこの1つだけで足ります。
「途中でやめたら、いくらかかりますか?」
金額をはっきり言える会社ならそれだけで信用は1つ上です。答えが濁るなら、その場で契約しない理由がひとつ増えたということになります。
理由を言わずに断る言い方
実際に使う言葉です。どれも相手が切り返す材料を渡していません。
- 「うちは入れないと決めているので」
- 「その場では決めないことにしているんです」
- 「興味がないんです」
反対に避けた方がいい言葉もあります。
- 「お金がないので」 … 「だからこそ月々◯円で」につながります
- 「考えておきます」 … 断りではなく保留と受け取られ、また連絡が来ます
- 「家族に聞いてみます」 … 「ご家族が帰る時間に伺います」と言われることがあります
これはマルチ商法の断り方を書いたときとまったく同じでした。断り文句として強いのは、否定の強さではなく「返す材料がないこと」です。
「その場で決めない」を勧誘される前に決めておく
私が投資詐欺で失ったお金も、ぼったくりに近い保険や投資信託で払った手数料も、原因は同じでした。その場で決めたことです。
説明が上手な人の前で、その場で正しく判断するのは無理だと思っています。私は無理でした。だから今は判断そのものをやめてルールにしています。
その場で契約書にサインしない。持ち帰って、翌日以降に決める。
これだけで、勧誘のほとんどは自然に消えます。本当に良いものなら、明日申し込んでも良いものだからです。
私と同じ失敗をしたくない方は、投資詐欺に遭ったときの話も読んでみてください。恥ずかしい話ですが、全部書いています。
断りきれずに契約してしまったとき
しつこくて困っている、帰ってもらえない、勢いで契約してしまった。そういうときは自分で抱え込まずに公的な窓口に相談してください。
消費者ホットライン「188」に電話すると、最寄りの消費生活センターにつながります。
契約の形(訪問・店頭・イベント会場など)によって、あとから解約できるかどうかは変わります。自分のケースがどれに当たるかは、ここで聞くのが確実です。
自治体が注意喚起を出しているくらい相談自体はよくある話です。恥ずかしいことではありません。
断ったあとで「でも水は欲しい」と思ったら
ここまで断る前提で書いてきましたが、私自身はいまも浄水型のサーバーを使っています。勧誘を断ることと、サーバーが不要なことは別の話だからです。
大事なのは勧められて入れるのではなく、自分で測ってから決めることです。
まず1ヶ月、水にいくら払っているかと、実際にどれくらい飲んだかを測ってください。そのうえでも欲しいと思えたときだけ、比べればいいです。
私が3年使って乗り換えた理由と、4社を料金・水の種類・解約条件で比べた結果は、こちらにまとめています。
\ 測ったあとに読む記事 /
ウォーターサーバー4社を料金と水の種類で比較まとめ:断るのは決めるのを自分の手に戻すこと
ウォーターサーバーそのものは悪いものではありません。私も浄水型を使っています。問題なのは中身ではなく、勧められた勢いで固定費をひとつ増やしてしまうことです。
断るのは失礼なことではありません。
次に勧誘されたときに言う一言を、いま決めておいてください。
「うちは入れないと決めているので」。一度声に出しておくと、その場でちゃんと出てきます。
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